瀬戸内徒然 甘崎城編

毎年恒例の島巡りが始まりました。最初の目標は「甘崎城」  さて、

この城跡について、自分が知ったのは4年ほど前。。。意外と知名度薄いのかな??

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甘崎城

芸予諸島大三島の東側海上約160mに位置する甘崎城。

発掘調査の結果島の頂上部にある南北いずれの郭にも礎石建物の跡と瓦が出土しており、小規模ではあるが堅固な建物が建てられていた形跡があり、通常の海賊城ではなく、瀬戸内の島では唯一の織豊系城郭と思われる。

この城の特徴は島の周囲に築かれた石垣であると言える。北面を除く三面石垣が施され東辺中央と南辺中央に虎口が開く。虎口にはいずれも相横矢が掛かる構造で、北西側は船入り口としている。西側には石垣が多重に存在し、防波堤か対舟艇障害の役目を果たしたのかも知れない。

これらの縄張りは藤堂高虎が縄張りした宇和島城に類似しており、1600年頃藤堂高虎が伊予半国に加増され国分山城に入城した時、支城として整備築城したと思われる。

と、お城の説明ではございますが、一言で言うと、砦では無く、近代城郭を形成した海城(島まるごとお城です)

当時の縄張り(平面図)から再現したイラスト!中々の風格の海城ですね。20150216081504515_0001 20150216081414783_0001

そしてこれが現在の城跡

IMG_0541石垣がゴロゴロと・・・つわものどもが夢の跡・・・

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やはり何も手を入れてないと、こうなりますね。

場所は大三島の道の駅から指呼の距離。大潮では歩いて渡れるとも。

なんとか上手く保存、観光にならないでしょうかね。

そしてここでお約束の不動産に絡めたお話。

結局人が利用しなければ、手をいれなければ、維持できる施設建物なんて無いと言うお話しです。

一般住宅なら外壁屋根の塗装メンテをやはり15年前後に一度は

給排水のインフラメンテは10年前後が理想かも

内装はその居住スタイルに併せての加工で良いと思います。年齢や、生活行動等に併せて、早過ぎず、遅過ぎずのリフォーム。

10~15年前後の手入れでそれからの10年が大きく違う「家」

何をどうすれば良いのか!?

愛媛エステートは、そんな相談に乗れる不動産業者を目指しております。

そしてまた瀬戸内徒然に出掛けてきま~す。