瀬戸内徒然日記 目指せ!     「亀が首」中編

いよいよ前編の船着場に着岸し上陸です。恐る恐る海の中を覗き込み、何も無いか確認ですが、本州に近い割りに透明度も高く良く底が見えます。
事前調査では兵員食堂、高等官事務所、弾薬庫、兵舎等色々残ってるとの事でした。
事でしたが!!が!!
自然の勢いを舐め過ぎてました・・・

↑えっと・・・この先右が高等官事務所、左が兵員食堂だったそうです・・・
(全く見えませんが)
無謀にも海パン、ラッシュガード、マリンシューズ程度の服装では、
とてもとても(ノД`)シクシク
マムシに毒虫、被れる木々等沢山いそうです。。。

それでも何とか発見したのが、恐らく貯水槽跡でしょう↓

そして、トンネル・・・現代と過去を繋ぐタイムトンネルに見えました。
当時トロッコが轢かれ、弾薬等の運搬に使われていたとか・・・
トンネルの中は水が溜まり、長靴がないと無理です。↓

と、その時!トンネルの中から、人の声!そして人が!
お互い正に驚愕ですヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!*ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ
ビックリしながらも、その方々とお話をすると、東広島から何度目かのご訪問だそうです。
映画と大和ミュージアムができた頃は、ここも地元の方が草を刈り、観覧ができたそうですが、その後放置されてしまったそうです。

そしてまた建物も、ここの歴史とともに木々に飲み込まれていっています。
戦後67年・・・我々ですら殆ど何も知りません。
でも当時、アジアの小国ながらも、世界に冠たる「日本」がそこにあったのです。
                                ー続くー