さてシリーズ5回と足早に「家を建てたい!編」を綴って参りました。そもそも弊社の覆面ライターTOMOさんの新築にあやかっての流れでしたが、無事TOMOさんちも完成、そしてお引越しと相成っております、関係各位皆様ありがとうございました。
結局何が大事だったかと考えますと、土地建物選びも「優先事項」の整理だったのかと。
勤務先、学校区、生活施設、環境、趣味趣向、ライフスタイル、予算、etcと希望を挙げていき、どれが重要かの順位付けが肝要。
そして、次に絞り込んだ条件から行政等の法令を調査しつつ吟味。
不動産業者的な考えでいきますと、まず動かせない土地に重点を、となるでしょうか!?建物は法令に併せて知恵とアイデアで加工の幅があると思いますので。。。
しかしながら「100%コレ!」と言うのは中々見つからないもので、もしくは買ってから「少し違った!?」もあったりするのご心配も、、、要は、妥協点とモノの見方、受け取り方で随分変わるものなのです。
例えば市内中心部近郊を希望する方は多く、市内中心地、繁華街近郊は当然ながら地価も高く住宅密集地が多いモノ。すると当然耐火性を問う地域規制があります。その中の準防火地域は比較的一戸建てがのぞめる地域ですが、
準防火地域に家を建てる場合、一般的な家に比べて耐火性能が求められるようになります。耐火性能が求められるということはどういうことかと言うと、家自体に火が燃え移りにくいようにする必要があるということです。そして、火に強くなるのはいいことですが、家を建てる費用も高くなってしまうという事です。
具体的にはサッシは網入りガラスやシャッターをつける必要があり、使える窓の種類もかなり限られてきます。それ以外にも見えない部分内装材、断熱材、壁諸々と充分な厚みと耐火性が求められますので、需要の多い3LDK30坪クラスの家では60~100万は建築費が嵩むことも。(ペアサッシの厚みも変わります)
でももし優先順位が市内近郊第一ならば、この差はどうでしょう!?例えばタクシーで初乗り+1メータの所と2,000円くらいの所の差でしょうか。よく繁華街に出る方だと1ヶ月にタクシー代やガソリン代等の交通費で数千円の差が出たりします、また移動距離の事故リスクも随分出てきます。すると年間数万円の差になり、10年で建築費の差額がほぼペイされる場合もあったりするのです。
「住めば都」とはよく言いますが、都となるべき諸々の要素を色んな角度から見つめていく、提案していく、問題点を解決していく
そんな不動産業者になるべく愛媛エステートは日々精進しております。
まず、「自分でやってみる!」と言う経験はスタッフ一同意識して経験してます。
これからもどんどん経験させてくださいますよう皆様のご愛顧をお願い申し上げます。